イランとアメリカ

先日、米軍がイランの軍事司令官をイラクで暗殺した件を知ってアメリカの暴挙に怒りを感じました(僕はアメリカ首脳部こそが悪徳警察官且つテロ組織だと思います)。同時にイランが報復して戦争になりはしないかと、とても心配になりました。結果、イランがイラクの米軍基地にミサイルを発射したと知った時は『ついにか・・・・』と暗澹たる気持ちになりましたが、その実イランが人的被害がでないような形で攻撃したらしく、アメリカも『軍事報復しない』と表明。本当にほっとしました(アメリカの攻撃で亡くなられたイランの軍人の方々には心からのお悔やみの気持ちを捧げたいと思います)。

あれだけ巨大な軍事組織を維持するためには、世界が平和であってはいけないということなのでしょう。アメリカの戦争娯楽映画を見ているとわかりますが、映画の中のアメリカ軍の敵は1970~80年代の敵はソ連軍、ソ連崩壊後は中南米のゲリラ組織とか麻薬組織、そして最近ではイスラム過激派と移り変わっています。

『世界の平和を守るため』が大義名分ですが、もはや自分たち(軍事企業・軍隊)の食い扶持を守るために、常に紛争を欲しているというのが現実ではないでしょうか。軍事力ではやはり平和を作り出すことはできません。先日凶弾に倒れた中村先生のような活動こそが平和をもたらす力だと思います。

米軍が武器を捨てて、世界各地で荒れ地に緑を取り戻し、耕作地に変えるような活動に取り組めばアメリカに対する見方も変わり、テロも減ると思います。