不安が現実となる

カマスを掛けることができず、コノシロも来ず
空しく堤防に屹立するのみ・・・

今日もI港へ。

カマスをある程度確保して港内でも泳がせようと、活かしバケツにエアポンプまで持参しましたが、堤防先端のカマスポイントにはアジ釣りの先客がおり、入れず。でも堤防外側にカマスの大回遊がありましたので、引っ掛け仕掛けを投入した・・・・のですが全く掛けることができず・・・。

仕方なく釣り座に戻ってコノシロの回遊を待ちましたが、コノシロの接岸もなく、従って泳がせに入ることすらできませんでした。

泳がせエサのコノシロ、カマスが全くいないのであれば諦めもつきますが、いるのに掛けることができないとは泳がせ釣り人の名折れです。今期、カマス引っ掛けの苦手感は常に意識していましたが、それでも毎回3、4匹はなんとか掛けることができてきたのでそのままズルズルとここに来てしまいましたが、根本から基礎を身に着ける必要を感じました(明日はワームで狙ってみようかな)。

 

ところで今日は南の風でした。暖かい。そしてやや強め。堤防外側に向かって吹く風です。追い風なので仕掛けは飛びますが堤防から突き落とされるような風向きの風でもあります。

北海道では本当に痛ましい事故が起きてしまいました。

人の命が失われることに多い少ないは関係ないですがこれほど一度に、と、そしてご家族のことを思うと言葉もありません。

 

雨の日も、風の強めの日も釣りに行く、中毒のヘッポコですが、釣行時には必ずライフジャケットを着用します。

そして釣り場に着くと不慣れなところは必ず落水したときにつかまるところはあるか、どの方向から岸を目指すか、考えてから(実際は思うようにいかないでしょうが、しないよりましではと)釣りをするようにしています。

 

なぜライフジャケットを必ず着用するかというと、海で危険な目にあったのではなく、実は過去に家族と川遊びに行っているときに溺れかけたことがあるのです。

家族と一緒にゴムボートで川の深みに近づいたところ、何を思ったか僕を置いて家族は岸に戻っていきました。完全に足はつきません。かなり深いところで水深は7,8mくらいあるのではないかと思われました。

これはまずいと犬かきクロールで岸に戻ろうとしましたが、スリッパは履いてる、薄い上着も着ている、そして元々泳げる方ではなかったので中々岸には戻れず、そのうちだんだんと顔が水面に近づいていき、ゴボゴボと水を飲んでしまう状況に。

それでもなんとかもがきますが、正直、『こりゃおぼれ死ぬかもな』と覚悟しました。

不思議なことに死ぬかもなと思いましたが、変なところで冷静で、ここで助けてと手をバタつかせたり、声を出したりすれば(実際は声は出せる状況では無かったような。人は静かに溺れると聞いたことがありますが、溺れているときは助ける声を出すことができないのかもしれません)家族を巻き添えにしてしまうかもしれないと考えてとにかく溺れつつも犬かきでバタバタともがくうちになんとか足の着くところまで戻ることが出来、今、釣り中毒となりここに至っております。

 

 

そんなことがあったので海釣りにドップリハマってからはライフジャケットは必ず着用するようにしています。もちろん家族が同行するときは家族にも必ず着用させています。

ライフジャケットがあれば必ず助かるというわけではないようですが、それでも着用していれば不幸にも海で命を失っても発見されやすくなるという話を聞いたことがあります。

 

海や川で遊ばれる方はライフジャケットを着用して頂くよう、心よりお願い致します。