農業は雑草との闘いと言う人もある

チップソー 2枚で約1000円 とナイロンコード1700円

寒いのは苦手ですが、厚着さえしていれば命の危険はありませんが、夏の日中に農作業をすると高確率で頭痛を発症(軽い熱中症?)します。僕は熱には弱いんでしょうね。

と、いうことで最近の畑仕事は夕方~夜にしぼってやっていたのですが、夜間にヘッドライト照らして作業をすると名も知らない蚊よりもっと小さい虫が殺到して目やら鼻やらに入り込んでとても作業どころではありません。うっとおしいを通り越しています。

夜がだめなら早朝にやれば良い話ですが最近は朝マヅメの釣りモードからは体が完全に抜けきってしまっているので早く起きれません。

 

今日は気合を入れて日中に畑にでかけました。

今日の作業は畝と畝の間の草取り、とオクラへの施肥

オクラ葉の陰になって雑草はあまり勢いがないので草取りも楽

オクラの畝の間の草取りは草がオクラに負けている(日陰になって草の育ちが悪い)し、オクラの葉のおかげで日陰ができて作業がしやすかったのですが、ボーボーにイネ科の雑草が生えている他の畝は熱いし、根が張って引っこ抜きにくいし、大変でした。

すっかりきれいになりました

先週、草刈りをやって今日は草刈り機が入れないところの草を引っこ抜いたので畑がだいぶきれいになりましたが、この状態も持って2週間といったところでしょうか。

こんなのがあと3か月くらいは続きそうです。

2週間に一度草刈り・草取りをしていけばきれいな畑が維持できると思うのですが、

『まだまだ小さいな』といつも油断をしてしまい、結果草の勢いに負けてしまいます。

でもこのたくましい雑草の成長力があるから傾斜の多い日本の農地は維持されているのです。雑草は困った相手ですが、しかし農業には無くてはならない存在なのです。

(今の上皇様が『雑草という名前の草は無いんですよ』とおっしゃられたとか。慈愛に満ちた心温まるお言葉ですね)

 

夕方から、オクラの収穫に入りました。前回の収穫は3日前。オクラの成長は早く、昔、専業でオクラを育てていた方の話を聞いたことがありますが、1日2回収穫していたととか。

僕は1か所に3株オクラを生やしているので、成長が遅く、毎日収穫する必要はありません。

 

去年は芽が出た段階からナメクジにやられたりで、ほとんど収穫ができませんでした。今年は手をかけて育てたつもりなんですが、育苗初期に大量のアブラムシが葉裏に取りついたせいで、成長が悪かったんでしょうかヒョロヒョロの細い株ばっかりです。

それでもバケツ7割くらいは収穫ができ、こんなかんじ↓

オクラの山 これから出荷のための選別に入ります

そして出荷用と自家消費用に分別していきます

 

左上の山が規格外の小さいオクラ(規格外として出荷) 左下が出荷用
右側のは肥大しすぎたり、種が大きくなっていたりで自家消費に回します

ちゃんと出荷できるのは全体の1/3といったところでしょうか。小さいオクラは肥大してから収穫したいところなのですが、何らかの理由で株が太ることが出来なかったオクラは着果してもすぐに種が大きくなり外皮も硬くなり、食用に適さない状態になります。従って大きくなる前の小さな状態で収穫するしかないのです。

 

大きく成長できなかったオクラは実をつけても、その実が未熟な状態のまま種子の肥育を急ぐのです。

これは人間にも言えること(家庭環境に恵まれないと早婚の傾向にある)であり、自然界の法則なのだろうなあ、なんて考えたりします。

 

夏野菜は実がどんどんついて収穫も楽しいのですが、僕の育てている野菜でまともに採れるのはオクラとピーマンくらい。キュウリはすぐにダメになるし。そのオクラもピーマンも大量にとれるわけではなく、売っても収益は微々たるもので確定申告が必要なほどの収益を上げるなんて夢物語みたいな状況です(兼業農家を名乗りたいが、とてもそんなレベルでは無し)。

 

でも、野菜作りって楽しいんですよね。