夏は魚釣りには厳しい季節ですので、泳がせ本番の時期に入る前に不具合のあるリールの整備をしました。
まずはネクサーブ6000番。逆回転しまくりリール、次に写真右側のシエナ2500番
シエナ2500番はウナギ釣り用に買い、ナイロンラインを巻いていましたが、今年の始めにメバル釣り用に転用するために現在はPE0.6を巻いています。
このシエナを先日、カワハギ狙いで使っていたのですが、カワハギは釣れず、ベラがかかったので針を外そうと道具をとりに行っている間にベラが暴れて、海へボチャン。
幸いすぐそばの釣り人がルアーで引っ掛けて引き上げてくれましたが、それ以来アジングで使ってみると心なしか『シャーシャー』言って滑らかさに欠け、鈍感なヘッポコでもこれはアジングには使いづらい、開けてみるしかないかな・・・・。と思っていたところです。
何しろ不器用なヘッポコのことですから、分解しても壊れる可能性は十分ありです。でもこのまま使い続けるのは楽しくないので中を開けてみることに。
分解してみましたが、特に錆びている個所はありませんでした。アルコールで洗浄してグリスを塗って本体の心臓部分は元通りにできました。しかし問題は華奢な構造のワンウェイクラッチ部分です。
ここはリールの回転を制御する(逆回転可にしたり不可にしたり)要の部分でもありますが主要な部品はベアリング?みたいな円柱状の金属部品と髪の毛より細いんじゃないかと思うくらいの径の超繊細そうなバネです。
開けてみて特に錆びていないかったのでアルコールで気持ち脱脂して、組み付けるのですが、この組み付けの方法がよくわからない。バネの配置やらなんやらです。
とにかく部品が小さい上に、ピンセットも無いのでかなり大変でしたが、なんとか組み付け、ワンウェイクラッチの作動を確認すると完全無欠に逆回転を防止してくれます。
まさかの完全復旧です。壊れたり、どこかしらが不完全なままでしか復活しないのがヘッポコクオリティーなんですが、これは天祐ですね。
シエナ2500番の完全復活に気をよくして、今度はネクサーブ6000番の逆回転現象にも対処することにしました。
実はシエナの作業の前に、先にネクサーブを分解してワンウェイクラッチの内部洗浄(グリスが回ると滑ってクラッチが作動しなくなる)をしたんですが、でも逆回転が治らず、『この状態で使うしかないか・・・・』とあきらめておりました。
そこにシエナが復活ですから、『ネクサーブももしかしたら・・・』と思い立ったわけです。
そして、組み付けて逆回転が防止できるか試してみた所、まさかのワンウェイクラッチ完全作動。やった!
原因はたぶん、今まで組み付け方法を間違っていたのでしょうね。だから逆回転を完全に防止できてなかったのでしょう。
シエナ2500番のワンウェイクラッチではどうやって元に戻すか散々試行錯誤したので、そのおかげでクラッチの仕組みへの理解が少し深まってネクサーブのワンウェイクラッチの組みつけの間違いに気づいたのかもしれません(実はどこが間違ってたのかもよくわかってませんが)。
これで秋の泳がせ開幕、どんとこいです。
海釣りに転向してから(それまでは渓流釣り)色々リールを買いましたが、非一流メーカーのリールは全て壊れてしまいましたが、シマノのリールは一番安いやつでも海没しても現役で稼働しています。物は大事にしたいとおもうヘッポコにとってはありがたいことです。
リールが直ったところで、女神様の防波堤で良型のアジが釣れているという情報をキャッチし、釣りに行ってきました。
現地到着は朝の四時半。もう堤防の先では地元の常連さん(毎日釣行・・・)が泳がせでセイゴを狙っていました。
ヘッポコもまずは泳がせ用のアジを狙いますが、ウキはピクリともせず、『泳がせにも入れなかったらどうしよう』とため息をついていたら5時を過ぎたあたりで小さいアジを確保。堤防外側に向けて泳がせます。
その後海底スレスレにセットしたタナで良型のアジが5匹釣れました。時合は15分もなかったと思いますが、
久しぶり良型のアジの引きを味わうことが出来、泳がせの釣果はありませんでしたが大満足でした。