ついに宿願叶う ~年末年始釣りスペシャル

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77センチ 5.6Kg

2019年もこの日で終わりという31日、ついに念願のブリを釣ることができました!

30日の夕マヅメに臼杵市の板知屋港に入りましたが、釣れたのはエソのみ。その後夜に風成に移動し、カサゴを狙いましたがアタリなし。10時を過ぎて眠くなったのでそのまままた朝マヅメを臼杵で狙うために車中泊。普通、冬の車中泊はいくら厚着をしていても寒くて眠れないくらいなのですが幸い30日夜は冬とは思えない暖かさで完全防寒の服装では少し動くと汗をかくくらいでした。

実は翌日の31日は天気予報では風速7mの強風。4mくらいの風でも釣りをするのは難儀するので7mはとても釣りができる風の状態ではないのですがせっかく臼杵の海まで来たのだし、とダメもとで一泊することにしたのです。

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少し波立つ朝の臼杵湾

朝の6時ぐらいは「なーんだたいしたことないやん、天気予報も外れることがあるんやな」という風の状態でしたが、7時を過ぎたあたりから予報通り、風が確かに強くなり、糸が絡まり始めました。そんな状況でしたが、釣り人は私以外にもちらほら。

 

ベタ凪よりこんな海がざわついている方が釣れる気がします(なんとなく・・・・)。

 

時々エサの小アジが仕掛けを引いてドラグが音を立てますが、すぐにリールは静かになります。

 

風の影響で仕掛けが堤防に近づいてくるので、時々仕掛けを投げなおします。

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エソみそにしよう

そのうちなんとなく上げた竿が重い。でもあまり引きません。上げてみると50センチくらいのエソがかかっていました。ブリ上げは難しいのでタモで掬います。

その後も風は止まず、やれやれな感じで5.4mの磯竿の糸ふけがひどくなったのでPEラインが堤防にからまっては大変とリールを巻こうとしたところ。

               重い!?

そしてリールを巻いてみると確かに重く、そのうちラインがギュイーンと沖に向けて走ります。なにかかかっています。

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しなる4号磯竿 You Tubeとか釣り番組ではカッコいいBGMがかかるシーン

今まで釣った大物と言えばエイとかサメだったので、少しはドキドキしつつも『またどうせサメでしょ』という気持ちでした。でも、最後の最後でバレたとしても、この魚は何なのかだけは確かめたいので慎重にやりとりしました。ドラグはきっちりは締めこまず、走りたいときは走らせ、おとなしくなったら巻いて引き寄せる。お世話になっているブリ釣りの方に教えてもらったことを思い出します。ハリスは16号か20号なので心配はしていませんでしたが、不安なのはFGノットの結束箇所(PEラインは1号)です。『もつかなー、もつかなー』、と常にFGノットがほどけないかが心配でした。

巻いては送り出し、巻いては送り出しを繰り返しますが、リールから音を立てて糸が引き出される感覚はなんとも言えない興奮を覚えます。男の狩猟本能を刺激するような脳内麻薬が分泌されとるんでしょう。だから釣りは止めらないんでしょうねー。

やりとりの時間は覚えていませんが、5分くらいだったでしょうか。なっかなか姿が見えてきませんでしたが、ようやく海面際まで寄ってきて現れた魚体は白く、スラっとしています。サメっぽくないな、『もしやこれは』と色めきたちます。

 

すぐそばでサビキ釣りをしていた男性がタモ入れを買って出てくれ、冒頭の写真のブリを釣り上げることができました(お名前をおうかがいしておりませんが、本当にありがとうございました!)。

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兄に撮ってもらいました

年末も海に通い詰めていますが、スズキでも釣れたらいいな、くらいの期待感だったのですが、まさかへっぽこ釣り人の僕がブリを大晦日の土壇場で釣り上げることができるとは本当にびっくりしました。

釣ったブリは長野から帰省している姪っ子たちに見せた後、食べてもらおうと思いましたが、実家には既に頂き物のカボスブリが届いており、釣れたブリは父にさばいてもらってそのまま家に持って帰りました。

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非ブランド品の竿とリール

今回ブリを釣り上げることができた竿は6千円弱の非ブランド品の4号磯竿と3千円くらいの6000番の非ブランド品のリール。やりとりの途中、FGノットの結束だけが気になりましたが、竿とリールの性能に不安は感じませんでした。5.6Kgだから良かったものの、10キロに迫るブリだったらどうだったかはわかりません。

 

晦日に念願のブリを釣り上げることができるなんて、ちょっと出来過ぎた話なような気がしますが、9月からほぼ毎週釣りに行ってますからね・・・。