久しぶりの農作業

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何回もやってようやく始動

昨日、クエを狙いに夕マヅメの海に行きましたが、エサのアジは釣れたものの、泳がせでは全くアタリがありませんでした(そりゃそうだ)。冬の海は夕マヅメの時合が短いので実釣時間が短くなります。その点秋はやっぱり時合も長いし、アタリも多いし、最高の釣りの季節だと思います。実は今日の朝も釣りに行ったのですが、泳がせではやっぱりアタリはありませんでした。お土産がないのは寂しいので少しアジ(おそらくマルアジ)を持って帰って開いて塩をふり、小さめのはアジずしにすることにしました。

色んな情報を得て気づいたのですが、この時期に堤防からブリを狙うのはかなり厳しい様子です。もうちょっと知識と準備があれば今年青物を釣り上げることができていたのかもしれませんが、まだ釣ったことのないブリが日々の活力になっています。

 

今は農閑期ですることと言えばダイコンやらの収穫ですが、全く何も作業が無いわけでもないので午後からは久しぶりに農作業をしました。

まずは、草刈り機が痛まなないように久しぶりにエンジンをかけました。何回もやってようやく始動。1か月に1回くらいやっとかないと、いざという時(夏の猛烈な草の成長期)に使えないということになりかねません。

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ダイコンサルハムシとの戦いの末、なんとか守ったダイコンの畝

お次は畑に行ってダイコンとニンジンの収穫。そして草取りです。冬なので草の成長は低調ですが、それでも放っておくと野菜の成長に支障がでるので玉ねぎの畝の草取りを中心に行いました。

ダイコンはダイコンサルハムシが非常にやっかいでしたが、なんとか収穫にこぎつけることができました。除虫菊エキスを散布しましたが、根絶には至りませんでした。何週間か前、ダイコンの葉っぱの生え際を見ましたが結構生き残っていました。これが越冬してまた来年強敵として襲ってくるのです。私的に野菜作りのやっかいな敵として双璧を成すのはヨトウムシとダイコンサルハムシです。

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着果期間が長くて本当に助かったフルーピーイエロー

ピーマンの畝を見ましたが、大晦日間近のこの時期ではさすがにもう株も枯れかけていました。それでも12月の半ばぐらいにはちゃんと食べれるピーマンが収穫できたのですから驚異的です。さすがF1野菜です。僕は基本的に固定種野菜を育てているのですが、ピーマンとブロッコリーだけはF1野菜に頼っています。

ルーピーイエローの着果数の多さを知ってしまうともう他の品種に手を出すチャレンジ精神は起きません。ブロッコリーに関しては過去に固定種の『ドシコ』という品種を育てたことがありますが、花蕾がつまっておらず、うーむ・・・・な感じだったので1年か2年だけ栽培してやめました。といってF1のブロッコリーの栽培もあんまり成功してはおりません。秋冬野菜は難しいなあと最近思い始めています。

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左:大蔵大根 右:赤筋大根

うちでは大根を2品種栽培しています。前は『みの早生』なんかもつくっていましたが、秋口くらいから食べれるようにと、8月下旬くらいから播種した『みの早生』が虫害でほぼ壊滅してしまいそれっきりとなっています。大蔵と赤筋は今春採種することができたのでそのままの流れで今秋播種してみました。

ダイコンは採種する際、50株ぐらいから採種しないと株が弱ってしまうらしいのですが、僕が採種用に移植したダイコンはそれぞれ、20本程度でしたから、どうかなーと思ったのですが、問題なく育ってくれたようです。

ただし、ダイコンサルハムシがたくさんとりついた株は秋の成長期に邪魔をされたのでしょう、明らかに成長が遅れてしまいました。来年もあの小さな虫と戦わなくてはいけません。頭が痛いです。

 

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不揃いで販売には不向き

1週間は困らないくらいの大根を収穫しました。大きさはほんと色々です。僕の育て方にも問題があるのかもしれませんが、揃いの観点からもF1はばっちり同じくらいの多いさ、形状に育つそうです。形はまだしも大きさが不揃いでは販売するとき値段付けが大変です。そりゃ揃いの良いF1が重宝されるはずです。

大根も販売しようかなーと思ったのですが、揃いが悪いので躊躇しています。売ったところで売り物になるのはほんの数本~十数本という気がします。ほとんど収入になりません。冬野菜はもっぱら自家消費です。

と、いうことで野菜の販売はもっぱら夏野菜の果菜のみとなりました。エクセルで販売状況を記録しているのですが、360袋出荷して販売数は265袋でした。100袋は売れ残りました。残りものは差し上げたり、持って帰って自家消費となりました。

趣味と実益を兼ねた野菜づくりですが、今の畑の規模では”兼業農家”というレベルには全くなっていません。野菜作りでガッポリ儲けてセカンドカー(日野レンジャー4WD)を!というのが夢なのですが、今の規模では徳川幕府が続いた年数くらいやって中古のキャンター4WDが買えるくらいです・・・・。

そんな状況ですが、丹精込めて作った野菜を買って頂くことで汗水流した苦労がきちんと評価されてるってズバッと実感できるので、本当にやりがいがあります。初めて野菜が売れた時の感動は、サラリーマンになって初めて給料をもらった時よりうれしかったんじゃないでしょうか(おいおい・・・)。野菜の販売は2018年からやってますが、純益は勿体なくてとても飲み食いには使う気になれず、思うところあって昨年の純益児童養護施設に寄付をしました。今年の純益のうち半分弱は去年と同じ施設に寄付をしたのであと残りの使い道をどうしようかなーと考えているところです。

2月中旬から夏野菜の播種が始まります。1年経つのは早いなー。