夫婦(めおと)ブリ

年の瀬を迎えるこの時期、大型店舗を構える釣具屋さんの年末セールがにぎやかです。

ヘッポコももちろん、目当ての品を求めて

釣具屋さんをハシゴしたりするのですが、今年は竿とかリールとかの大物(?)は今のところ買っておりません。

青物用の6000番台のリールは現役が3個、いつでも投入できる予備が1個、

大型青物も慎重にやれば対応できる5000番台が2個、

シーバスメインで小型の青物なら対応できるリールが2個ありますので泳がせメインのヘッポコには十分な体制です。

竿は青物用の磯竿5.4mが2本

同じく泳がせに使用する青物対応の

ショアジギロッド(あくまで泳がせ用です。場所によって磯竿が取り回し辛い場合に使います)が3本

同じく青物用の磯竿4.5mが1本

それにシーバス用の竿が2本

それにサビキ、引掛け、泳がせにも使える万能ロッド(海洋釣堀用)が1本ありますのでこれだけあれば十分でこれ以上買い足す必要は今のところありません。

それでも年末セールで安くなっているのを見ると、『磯竿5.4mが折れたら・・・』なんて考えで予備が欲しくなってしまいますが、そこは我慢。

今年のセールでは小物ばっかり購入しました。

まずは大切な竿先を保護するためのキャップ

今まで大物とのやりとりの途中で折れたりしたことは無く、折れるのは不注意が原因です。ヘッポコの竿は高いのは一切無いのですがそれでも大事な道具ですし、折れた部分をメーカーに頼むと数千円しますので部品注文は現実的ではありません。

ヘッポコは穂先を折ってしまった場合、短くはなりますが、釣具屋さんでトップガイドだけくっつけてもらってそのまま使用しています。トップガイドの取り付けだけなら千円もかからないくらいです。

写真に写ってる竿のうち三本は穂先が折れて買ったときより若干ですが短くなっています。使用した感じは鈍感なヘッポコには全く分からず、何の不足もなく実用できています。

それでも大切な竿ですからこれ以上壊したくないので振り出し竿に一流メーカー(富士ガイド)製のキャップを購入しました。

これで全部ちゃんとしたキャップになりました。安心!

そしてとある釣具屋さんで廃番になったのではないかと思われるがまかつの管付き丸セイゴ針20号の在庫を発見して迷わずに大量買いしてしまいました。

これだけあれば2年は十分に持ちそうです。それでも時と場合に応じて他の針も併用しながら大切に使いたいと思います。

あとは予約しているのナイロンの16号ぐらいです。それにタモ網も予備が一つ欲しいかな。

釣具屋さんに行くとついつい、あれもこれもと欲しくなりますが、魚釣りは海面から上に出ている道具は海中の物に比べれは重要ではないと考えておりますので散財しないように気をつけねばなりません。

泳がせ釣りについては秋のトップシーズンも終盤にさしかかったかな、と感じております。

先日通算で47本目、48本目の青物を上げることができ、50本の節目まであと少しとなりました。

初年度3本、2年目8本、3年目25本の青物の釣果を得ていますので、4年目の今期はは25本以上上げねば』というノルマ意識が年度当初より芽生えていました。でも青物はカタキではありません。相手に対して敬意を持ち、数で勝負みたいにならないようにしなければと思い直しています。

47本目、48本目は口唇に針がかりしていたのでリリースすることができました。

特に48本目は印象的でした。

青物を狙っていると針がかりして寄せた獲物に寄り添うようにもう一匹の青物が追尾してくることがあります。最初聞いた時はまさかと思いましたがヘッポコも1,2度経験があるような気がします。

48本目を上げた時は堤防から海面までが近かったので獲物を寄せたときに追尾してきた相方の青物の姿が鮮やかに目に飛び込んできました。

なんとか仕掛けから逃れようと苦闘する青物を心配して寄り添うように、それこそこの二匹は夫婦ではないかと思う程のしっかりとした絆を見せるのです。

これにはぐっと来てしまい、なかなかタモ入れできず、モタモタする自分にもどかしさを感じてしまいました。

タモ入れして、記念写真を3枚程撮り、リリースした時は1本上げたときとはまた別の達成感を感じることができました。

針がかりした青物、それに寄り添うように泳ぐ青物が夫婦なのかどうかはわかりませんが(ブリの産卵場所は南の海と聞いたことがあるので、産卵場所までまだ遠いこの地で既にペアになっているのは考えにくいような)、少なくとも針に掛けられて苦しむ仲間を心配しているのは確かではないかと。なんとも心温まる話です。