ヘッポコサンデーメカニック 〜リアショック交換

今年の春の車検の点検整備の際に、ショックのブッシュがもうダメな感じとの指摘を受けていました。どうせなので前後4本のショック交換を希望したのですが、世界情勢のなんやかんやで発注しても届かないということでした。

通販対応の四駆ショップに直接相談してもやっぱり同じ状況でしたので仕方なくそのまま乗り続けておりました。

しかし去年末、なにげにネット検索したらずっと欠品が続いていた70系プラドのショックを在庫しているカーショップを発見。すぐに連絡すると『長らく欠品だったけど、つい最近入荷できた』とのことでしたのですぐに電話で注文。

届いたショックは今年の5月のタイヤ交換の際に一緒に交換してもらう計画だったのですが、最近後ろからカンカンという金属的干渉音が聞こえてきたので下回りに潜ってみたところ、ショックのブッシュが捻れてほとんどお陀仏状態でした。

5月まで待つと車が痛みかねないのでリアショックだけとりあえず交換することにしました。

プラドのフロントショックは・・・

コイルスプリングの中に収まっておりまして、交換するにはコイルを外さないといけません(たぶん)。

過去の整備記録を見てみると、2013年の2月に4箇所のショックを交換しています。この時は自分でやったんですが、今考えてもどうやって外したのかもうわかりません。コイルスプリングコンプレッサー持ってるんですが、これは前に乗ってたジムニー用で、プラドのコイルは直径がでかくてはまらないので使えません。

なので試行錯誤してコイル外してショック取り付けたと思うのですが、自分でやったことなのに、今となってはもうオーパーツ的な作業です。もうできる気がしません。

 

一方、リアショックは冒頭の写真通り、コイルの外にあるので、作業空間も狭くないし、取り付けボルトさえ外せば比較的簡単に交換することができるのです。

音が気になるので、朝の泳がせ(今日は泳がせに入れましたがアタリはありませんでした)から帰って早速作業へ。

 

まずはショック下部を固定しているナット外し。しかし過去に取り付けた際に脱落防止のためにゴム系接着剤を塗るという余計なことをしていたため、ナットがなかなか回らずそこそこ苦労。

次に新しく装着するショックの準備。

今回はリアだけ装着します。フロントはできるか熟考してから・・・

 

ショック本体へのダストブーツのとりつけ。これがいきなり難関でした。何が難しかったかというと、ショック本体に被せるのですが、ショック上部についてるゴムブッシュがでかくて『これほんとに入るの!?!??!』という通過困難に直面。

ネットで調べるも、潤滑油で滑らせて入れるぐらいしか情報がありません。

しかしそれでも入らない。そこでゴム部品なので温めて柔らかくして作戦を実行へ

ドライヤーで温めて、渾身の力でブーツ上部を広げてなんとかショック上部を通過させて装着完了。まさかこんなところで壁にぶつかるとは思いもしませんでした。

ヘッポコ的サンデーメカニックでは自分で考えていた困難箇所の前に想定外の地味な壁にぶつかって難儀するということはよくあることなんです。

 

 

装着できる状態になったところで新旧ショックの比較

新品ショックは押し縮めると元気に元に戻ります。ところが古いショックは押し縮める前からもう縮んで元に戻りません。無理やり引っ張っると伸びるんですが滑らかさもないし、なんかもうショックの役を果たしていないのは素人にも歴然。

男なら(乗り心地悪くても)四駆は黙って乗れ!

が持論だったんですが、さすがにこれはそのままじゃいかんですわな・・・。

そして新品装着に移るんですが、微妙にどうして良いかわからないことが。

古いショックについてたブッシュの中の金属カラー。これ再利用するんかいな?

カラーを新品ショックのブッシュの穴に当てはめてみましたが、入るような感じではありませんでしたのでそのまま新品を組み付けることにしました。

なにげに新旧のショックの下部の取り付けボルトを比べてみると大きさが違います。ショッ下部のナット取り付けボルト?の経が新しいのは細くなっています。

ゴムブッシュの形状も変わってますし、小さなところで変化があるもんなんですね。でも取り付けることができるショックがあるだけありがたいです。

最近知ったんですが、70系プラドは部品生産の終了が増えてきているそうで、修理困難に直面する子ことが増えてくるようです。そういった状況ですが大切に乗っていきたいと思います。