空前のウナギ釣りブームで朝マヅメ、夕マヅメと川に通っていますが、そんな中シーボルトミミズでたまたま釣れたスッポン。うまい!という話なのでヘッピリ腰ながら包丁握ってスッポンに相対しました。
YouTubeでさばき方を学習し、出刃包丁がないので刺身包丁片手にスッポンをまな板に載せます。最初の一手はすっぽんをひっくり返して甲羅を下側にして、スッポンが起き上ろうと首を伸ばしたところをその長い首をつかんで根本をザックリと包丁で・・・
というのが共通したプロのさばき方なのですが、伸ばした首を掴もうにも、噛まれそうになって怖くて首根っこを掴むことができません。ヘタレの極みです。
何回かそんなことを繰り返すうちに、スッポンが警戒して首を出さなくなり、膠着状態に。スッポンにはかわいそうなことをしましたが、首を刎ねずに解体に入りました。
爬虫類をさばくのは初めてですが、魚はそこそこさばいてきたので少しは免疫があります。「食材、食材」と念じて解体を進めます。
内臓も食べれるそうですが、どの部位が食べれるのかわからないので内臓は廃棄。コラーゲントロトロでうまいという甲羅の柔い部分や肉を食べることにしました。
で、出来上がったのが冒頭のすっぽんの煮込みなんですが、煮込んでいる最中からちょっとクセのあるニオイは漂っておりました。ニオイけしに、玉葱、チューブ入りのショウガ、酒を入れて2時間ほど煮込みました。
夕食の一品として実食したのですが、
ウーム・・・・ な風味
命を頂いたスッポンには申し訳ないのですが、わざわざ捕獲して苦労してさばくほどのものではないな、というのが僕の実感です。
ハズレなしのから揚げはどうかな、と思ってから揚げも実食してみましたが、これも鶏肉に軍配という結果になりました。
といっても、人それぞれ好みがありますし、素人が調理したものであることをスッポンの名誉のために申し添えておきます。
で、釣りの方ですが、シーボルトちゃんは抜群の威力を発揮してボーズなしが続いています。昨日の夜は1引きでしたが、今までで一番でかい70センチのウナギを上げることができました。朝マヅメを狙った今日は、50センチ超のコイ(取り込めませんでしたが)、やはり50センチくらいのナマズにウナギは2匹という結果でした。
釣れたウナギは最初はさばくのに難儀しましたが、ホームセンターでウナギをさばくマナ板にするための板、固定用の釘を購入し、動画でさばき方を学習した結果、『〆て熱湯に5秒つけて固化したヌメリをこそぎ落としてからさばく』という方法をとることで素人の僕でもそこそこ蒲焼にできる身を確保できるようになりました。
で、昨日初めて蒲焼にチャレンジしました。
コツはタレを絡める前に、しっかりと身を焼くことだそうです。そうすると生臭みが消えるとか。確かに焼いてるうちに身から出た油で表面は勝手にフライ状態になって、こんがり焼けてきました。あと、ヌメリをとってから焼いたのも良かったようです。プロはヌメリをとらなくてもきれいに焼ける技術があると思いますが、素人が焼くとヌメリが邪魔をしてなかなか表面が焼けないような気がします。
ある程度焼けたら、3回ほど両面にタレ絡めながら焼いて出来上がり。
ちょっと皮が焦げすぎてしまいましたが、普通に食べれる蒲焼にはなりました。高くて買おうという気持ちにならないウナギですが、意外と簡単に釣れるのでウナギの蒲焼が好きな方には是非釣ることをお勧めしたいです。