いつのことだったか忘れましたが、『人生において苦しみは決して避けて通ることができない』と、ちょうど悟りはじめたときだったように思います、新聞のコラムでお坊さんが紹介していたのがタイトルの書き出しで始まる『苦悩の旧里忘れ難く、まだ見ぬ安養の楽土は恋しからず候』という一文でした。
『苦しみに満ちているとは言えこの世の中は去りがたく、苦労とは無縁で心の安寧が約束されているという天国には行きたいとは思わない』
という意味だと解釈して、この世の苦しみに悶える人間の生と死に対する葛藤がこの上もなく表されているなぁと唸ったものです。
今の私はまさに苦悩の旧里でもだえ苦しむ人間です。
いろいろと自分なりに頑張ってみたのですが、専門家の方の意見では現状を受け入れるしかないと・・・・。
今の自分にはとても受け入れることなんてできません。お盆休みは3連休でしたが、普通だったら初日は『何をしようかな』と楽しさMAXなんですが、今回は第一日目からどよーんと心は曇りっぱなし。
でも、人生は一度だけ、泣き暮らすのも、笑って暮らすのも人生。
もう、気持ちを切り替えるしかない!
ってことで3日間は釣り三昧でした。
初日の朝にウグイを釣りに行き、翌日朝、県南にクエを釣りに行きましたが、ウグイが食いちぎられるアタリはあったものの、針掛かりはありませんでした。
最終日は夕マヅメに泳がせでスズキとかを狙いに行ってきました。
現地には5時ごろ到着、マヅメまではまだまだでしたが、そのうちどこからともなく、小魚の群れが岸壁近くに。
サビキ仕掛けを落とすと豆アジが釣れました。
豆アジは泳がせには小さすぎるので、何度か仕掛けを投入すると、ゼンゴサイズが釣れたのでこれを泳がせに。
すると緩めたドラグから激しい音が!
スズキか!?と思ったのですが、まてよ、ヒラメだったら慌てちゃいかん(ヒラメ40という鉄則があってアタリがあってから40秒は待てという教え)、と40秒数えます。
で、上がってきたのが冒頭の写真のヒラメでした。寄ってきたのを見て、最初はコチかと思いましたが、コチの方がうまいらしいですが、僕はヒラメの方がうれしい。
やったー!
1匹だけでしたが、久しぶりに泳がせの釣果に恵まれました。