吹けば飛ぶ矜持を胸に

今日もエクストリームV。

I港まであともう、1分もかからない道中にヘッポコがドキドキカーブと名付けている箇所があります。

そこを通過する時、一瞥すればおおよその堤防の込具合がわかるのです。

今日は堤防突端の方に釣り人の灯すライトの光が確認できませんでした。

今日は場所選びが難しくないかも。

予想通りと言いますか、現地には車が7、8台ほどでそれほどの込具合ではありません。

今日は堤防先端付近のへの字ポイントに入ることが出来ました。いつものように準備しているとヘッポコのように毎日この港に通い、カマスを引っ掛けている常連さんが、『餌が要るんなら、やるで』と泳がせに最適な小さなカマスを見せながら声をかけてくれました。

もちろんありがたいことなのですが、泳がせ釣り人として、『泳がせエサは人様からもらわず、自分で確保する』を旨としていますので『本当にありがとうございます。でも、自分で釣りきらんかったらそれまです』と、丁寧にお断りしました。

釣り方なんてそれこそ十人十色、人それぞれです。ヘッポコが自分のやり方を『泳がせ道はこうあるべき』と、人に押し付けるつもりはもちろんないし、あってはいけないことなのですが、泳がせより技術が必要なルアー釣りに引け目を感じるヘッポコはせめてもの泳がせ釣り人のホコリ?として『エサは自分で確保する、人様からもらわない。釣れた獲物は自分でタモ入れする』の2つは遵守したいと考えているのです。

泳がせ釣り人としての矜持というものでしょうか。

・・・しかしそんなプライドの話は泳がせエサ確保の技術をしっかり会得してから言えと言うものです。

今日もカマス回遊タイムがやってきましたが、引掛け針でかけようにもスカばっかり。

去年のK港のカマス掛けでもそうでしたが上層を泳ぐベイトを引っ掛けるのはヘッポコには難しく、エサの確保は運を天に任せて的な感じで、下手すると餌の確保すらできないという最悪の状況に陥りかねません。

これは対策が必要です。

少なくともカマスを確保するためには引掛け仕掛けだけではなく、手間はかかりますが、ワーム仕掛けも併用して万全を期す必要があります。

そんな綱渡り的な状況もありましたが、なんとかコノシロ、カマス、小アジを確保することが出来、泳がせスタート。

結果からすると、納竿間際に重りブッコミ仕掛けのリールのドラグが鳴り、ヒラメか?と思ったら大エソが食いついてくれていました。63センチと良いサイズ。これはうれしい。

ヘッポコがエソをタモ入れしているそばでルアーマンがハマチを上げていましたが今日はそれぐらいで激アツという状況ではありませんでした。

泳がせ釣り師を目指すなら、どんな状況でも泳がせエサは確保するくらいの裏打ちされた技術を身につける必要があると反省した次第です。