日本安全運転研究会九州地区協議会東九州支部臼杵分会一人例会

厨二病的なタイトルですが、要は単なるペーパードライバーの自主トレです・・・・。

冬の泳がせに入れば休みの日は必ず釣りなのでまだ青物が接岸していない今のうちに、と先週末急遽思い立ち、建設機器レンタル会社にて4トン車を予約。

予約の際に『3年ぶりですので契約書類の更新をお願いします』との案内を受けました。前回フォワードを借りてからもう3年もなるのか。時が経つのは本当に早いものです。

3年ぶりの4トン車なので予約した際は”ワクワク3割、ドキドキ7割”と不安の方が大きいような状態でした。及び腰なので『自主トレはちょっと先でも良かったかな』なんて思ったりしましたが、先延ばしにすればあれよあれよといううちに泳がせシーズンに突入してしまい結局来年、悪くすれば再来年になんてことになりかねません。思い立ったが吉日です。

自主トレ前夜に、延岡分会のSさんに1年ぶりにLINEで連絡を取りました。Sさんとはヘッポコの今は無きHP(林道巡遊史略というHPでした)を見て頂いたつながりで中型バスや10トンダンプでドライブを重ねた仲です(ご無沙汰すみませんでした・・・)。

Sさんとの久しぶりのLINEのやりとりは楽しいものでしたが、翌日は自主トレの前にアジ釣りも控えていますので延々とやりとりをして夜更かしをするわけにもいきません。

 

自主トレ当日は朝一番に女神様の防波堤へアジ釣りへ。なぜにアジ釣りかと言いますと、4トン車をただ単に運転するだけでは、ちと、物足りない。

星桃次郎の言うところの運輸省関係者(正しくは国土交通省管轄業種従事者予備群?)の端くれとしてはやっぱり何かを運びたい!

ということでいつも仕事でお世話になっている方に朝釣りたてのアジを4トン車で届けるという業務を我が身に課したのです。

 

アジ釣りは最初は時合という時合もなく厳しい感じだったのですが、場所を変え、棚を変え、サビキ針を替えと、試行錯誤した甲斐あって20センチクラスのアジが30匹くらいは釣れたのではないかと。おまけに同じくらいの数の豆アジも確保。これだけ釣れればあの方にも喜んで頂けるでしょう。

 

建設機器レンタル会社は7時半から受け付け開始ですので1分でも長く乗って練習しようと思えば早く行くにもちろん越したことはないのですが、1匹でも多く釣りたいという粘りもあった上に時合は7時前頃まで続き、結局レンタル屋さんの到着は9時少し前になりました。この時点でドキドキ9割8分、ワクワク2分くらいの状態に・・・・。3年の運転空白期間は重い。

それから受付を済ませたのですが、車両受領の前の納品書を見ると4トン車(AT)の文字。ヘッポコは確かに電話口ではマニュアルトランスミッションで、とお願いしたつもりです。そのことを受付の方に伝えると4トン車は予約が多く用意は困難かもしれないとのこと。

なんと!!!!

と、思いつつ、正直なところ(乗らずに済んで)ホッという気持ちもありまして。

自主トレにはMTであることが必須なので『今日じゃなくて別日でも良いのでMTにしてください』とお願いしました。

車受け取りにまで来て、MTじゃなきゃヤダっ。また別の日に借りますってどんな客だよ、と自己ツッコみ。

ところが会社の方が丁寧に対応して下さり、『10分ほどお待ちいただければ別の事業所から車を回すことが出来ます!!』と、またまた急展開。

え・・・・。

乗らなくてホッとしたりしてたのに、結局乗ることになり。

この時点でドキドキ9割9分九厘な感じに。

そしてやってきました4トン車。フロントマスクにはHの文字が白銀の輝きを放っています。

日野の4トンと言えば、レンジャーしかありません。

レンジャー、日野レンジャー!

あのパリダカの日野レンジャーです!!

免許取って15年にして初めての日野レンジャー!うれしい!!

 

しかし憧れの日野レンジャーを目の前にしても、いつものように思います。

『デカい・・・。ほんとにこれに乗るの!?乗りこなせるのか・・・・』

 

乗車前は車両をぐるっと一回りして傷や凹みの事前確認です。

リアバンパーOK、サイドバーOK!ってな感じです。大事な確認作業なのでここは流さずに社員の方ときちんと確認した方が良いと思います。

 

そしていよいよ乗車

 

鬼門の6速MT!▼

何においても鈍く、不器用なヘッポコにはシフトの位置が5速より微妙な6速はハードㇽが高いんです。とか言っても今時5速のトラックなんてないんでしょうけども。

そして発車後はお約束のガックンブレーキ。ヘッポコは最初、毎回これです・・・・ヤレヤレ。

重量物を運搬するトラックはブレーキの利きが良いので普通車の感覚で踏んではいけないのです。フェザータッチ?

そして会社の門を出た所で、社員の方が後方から駆け寄ってきたのをサイドミラーで確認。窓を開けると

『今、何速で発進しました?』と質問されたので『2速です』と応えると、『クラッチが痛むので1速で発進してください』と言われます。確かにクラッチ―ミートの感覚に慣れていないので半クラ時間が長かったなと自分でも感じていました。

空荷の4トンは今までずっと2速発進だと思っていたので『??』でしたが、社員の方のアドバイスに従うことにしました。

(すみません、へたくそでしたよね・・・)

レンタル屋さんの門を出た後は、停車と発進を繰り返して操作習熟を行います。しかし毎度な感じですが、そもそも1速が入りにくい、2速にも入りにくい・・・

3速、4速はニュートラルの直上、直下なのでスムーズに入りますが、『ちょっと左にレバーを寄せてから上に上げてあげる1速と、同じく左に寄せて下に落とす2速は操作感が微妙でなかなか慣れることができません。

レンタル屋さんの近くは車の通りが多くないのでひたすら発進停車、シフトチェンジ、

左折、左折そしてまた左折、そして左折、ひたすら左折、と練習を繰り返します。

乗り始めて30分くらいの時点では『こりゃ無理だ別府までは行けん・・・・』と、諦めモード。釣ったアジの届け先も近場在住のお世話になっている方に変更しようかな、と弱気に。

 

 

しかし、不器用なヘッポコでも操作を繰り返すうちに1速、2速に狙って入れられるようになりました。1速発進でもパワー過多という感じはせず、車が動き出したらすぐに2速にシフトチェンジすることでスムーズに加速もできました。

 

次は坂道発進の練習です。行先の別府市は坂の町ですから坂道発進は必須です。エンジンパワーのあるトラックでもクラッチのつなぎ方がまずければエンストしかねません。

ちょうど程よい坂があったので坂道発進の練習もできました。

やっぱりエンジントルクもあるので空荷の4トン車の坂道発進は余裕です。

ちなみにレンジャーの計器盤の燃料系の下にオレンジ色のマークが出ていますが、おそらくこれ斜度のある時に点灯する表示だと思います。

『坂道ですよ、発進気を付けてね』というお知らせかと。

しかし、このマーク、ほとんど水平にしか思えない、ニュートラル、ノーブレーキでも車が動かないような場所でも点灯するのであんまり参考にならないような気もしました。

最初の30分くらいは、シフトチェンジに四苦八苦して『レンタルできる時間は18時半まで。あと9時間もあるよ、どーすんの・・・・』と持て余し感満々でしたが、不器用なヘッポコも段々と慣れてきまして10時前には『よし、行先はやっぱり別府だ!いざ行かん!!』という気持ちになり、交通量の多い国道へ船出することに。

 

 

つづく・・・