金曜日午前中休みを利用してI港へ。
経験上、金曜日だから少ないかな、と思ったらそこそこの釣り人。ヘッポコが釣り座を構えたかった堤防根元には既に青物狙いと思しき釣り人あり。そこでもう意気消沈してしまい、釣り場を変えようかな、と思ったもののせっかく来たのだからと先端の方に行ってみると十分に泳がせができる隙間が2か所ありましたので堤防に近いところで竿出しすることにしました。
堤防最先端の釣り人二人は大物狙いではなく、アジングのようです。聞こえてくる会話から20センチ越えの良型のアジが釣れているようです。
ヘッポコも良型のアジが釣りたくなり、ワームで狙いましたが釣れたのはカマスでした。そろそろ回遊スタートか、と眼下を見るともうそこには群れが。
引っ掛け仕掛けを真下に落とすと骨はあまりおらずにカマスを確保することができました。早速磯竿で泳がせますが、竿先がしなり、アタリっぽいものはあるものの、食い込まず。
しかし、3度目くらいにドラグがうなりました。やりとりを開始すると手ごたえあり、でも引かない。これはエソだな、やった!
そして良型のエソがくいついてくれました。ハリスはワイヤーハリスです。
この時点でまだ7時ごろ、だんだん明るくなってアジングは厳しい時間帯になったので堤防先端の釣り人は納竿。場所がかなり広く空きましたので竿を2本体制へ。堤防先端で磯竿の先にカマスをつけて海へ投入。3分もしないうちに竿先が勢いよくお辞儀してドラグはうなり、磯竿もバタバタの暴れます。
糸の出方が激しい。すぐに磯竿を取ると手ごたえあり!
ラインの放出速度から大物を期待してしまい『これはでかい!』と声に出してしまいました。
しかし、最初こそ勢いがあったものの、堤防下にあるタモをとるためにベイルを上げてラインをフリーにして取りに降り、また堤防の上に戻ってきてやりとりを再開した時には引きが大人しくなっており、『あれ?逃げたかな・・・』という状態に。
それでもリールを巻くとそのうち手ごたえは復活しましたが弱い。
その後は苦も無く堤防下まで寄せて魚体を見ると長い。やった!ついに宿願かなってサワラです。
タモ入れが心配だったので堤防内側まで寄せると見学に来た釣り人がアシストを申し出てくれましたが、タモ入れまでが泳がせ釣りですのでお礼を言ってお断りしました。
ところが、タモに入らないんです。長すぎて。
もうこれは無理だと、ここまで姿を拝めたら、もう釣り逃がしても良いという気になってそのままラインを手で持って引っ張り上げました。
PE4号、リーダーナイロン16号で両方とも30kgくらいの引っ張りには耐えられるので大丈夫だろうと踏んでのことです。
無事に上がってきたサワラは後で計測したら106センチでした。
今までラインを切られてばかりだったサワラをようやく、と思うと感慨もひとしおでした。
写真右側のがサワラの歯に耐えたワイヤーハリスです。
今年の春の泳がせからサワラを意識して狙っていましたがようやく釣りあげることが出来ました。
まだサワラを食べていませんが、脂がのってたらうれしいな。